彫物は細部にまで精巧に造られ、奥行きは深く素晴らしい出来映えに仕上がっている。 とくに宮三番の五軒屋町はその昔岸城神社の灯明係を担当しており、新調地車にも見送り回りの灯籠を担ぐ鬼「阿・吽」や正面木鼻の「提灯を抱いた唐獅子」など、それにまつわる独特な彫物が施されている。